気胸日記④ 10/11 入院1~2日目

by Scuttle

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概要

この日記は、筆者が2016年に肺気胸(特発性自然気胸)を患った際の治療記録です。

それまで大した病気を経験してこなかった私にとって、最悪命を落とすこともあり得る病気にかかったことはショックな出来事でした。一方で、当時は仕事による高ストレス状態であったため、「病気という名目のもと仕事が休める!」という不謹慎極まりないことを考えていました。そんな状況の中での治療記録となります。

また、初めての入院・手術で戸惑うことが多かったため、同じような境遇の方の参考になればと思います。

※「気胸」という言葉を初めて聞いた、という方は以下サイトをご覧ください。
自然気胸の基礎知識|東京慈恵会医科大学附属柏病院

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2016/10/11 入院1日目

症状が重くない私は、この際入院生活をエンジョイしようと思った。入院するまで半年くらいの間ずっと高ストレス状態だったため、正直今回入院することになって「救われた」感が否めなかった。(不謹慎ですが…)

朝の検査は、看護師さんが定期的にやって来て行う体温測定、血圧測定、酸素濃度測定、聴診と、レントゲン。あとは好きに過ごして良いとのことだったため、携帯やタブレット、DSで時間を潰した(電子機器の持ち込み許可は病院によって異なると思います)。
入院食も常食(何も制限の無い献立)なので、想像していたよりもかなり美味しく食べられた。

病室は二人部屋で静かだったが、看護師さんが忙しくなく走り回っている音や、認知症患者さんの声、色々な機械音などでとても賑やか。静かすぎると社会から分断された気分になるので、日中はむしろ騒がしい方が落ち着くことができた。気になる人は耳栓を持参するとよいと思う。

夜は、看護師さんが2~3時間おきに訪れて患者さんのケア(点滴の交換、オムツの交換、尿の廃棄、寝返り補助など)を行う。同室の年配女性はベッドから起き上がったり、首を曲げることが出来なかったため、看護師さんがよくケアにきていた。私はその度に目が覚めていたため、少し寝不足気味だった。
それにしても、看護師さんの仕事の大変さを目の当たりにして1日目にして良い経験だった。

この日の病状は、前日と変わらずとのことだった。

2016/10/12 入院2日目

午後、胸部外科の先生が来て診察。状態は悪化していないものの、原因がほぼ分かっていること(肺の表面にある複数のブラ/ブレブ)や、ブラ/ブレブを残したままだと再発の可能性が高いこと、呼吸器の先生も同じ見解であることを理由に、手術に踏み切ることにした。
今回のようなブラ切除手術はよくある手法で、難易度もさほど高くないらしい。確かにネットで検索すると、気胸患者の多くが手術を行っているようだ(手術の詳細は後述)。

手術以外の治療法としては胸膜癒着術というものがあり、これが強烈な痛みを伴うものらしい(患者さんの症状や医師の腕によるのかもしれませんが)。胸膜癒着術とは、胸腔内に薬液を注入し、わざと炎症を起こすことで胸膜と肺を癒着させるそうだ。胸腔内に薬液を満遍なく付着させるため、痛いのを耐えながら姿勢を色々変えるのだとか。
この治療ではなくて良かった…。とはいえ手術は初めてなので少し緊張もしていた。

翌日の手術に備え21時以降は断食、0時以降は断飲だった。また、明日すぐに点滴を打てるよう、針を事前に刺しておくとのこと。最初は痛みと違和感があったが、しばらくすると慣れて気にならなくなった。

同じような手術をした方は、浣腸して腸もスッキリさせることが多いようだが、私の場合はしなくてもいいとのことだった。
また、手術前の緊張により睡眠不足になることを避けるため、睡眠薬を処方される場合もあるようだが今回は無かった。特にこちらから確認はしなかったが、先生から「今日眠れなくても明日いっぱい寝れるからね(ニコニコ)」。麻酔で眠るのと普通の睡眠は違うのでは!?と思ったが、先生なりに安心させようとした気遣いだったのだろう。

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